ひよっこ社労士の独立開業への道

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【社労士 仕事内容】社労士事務所に入社して5か月目の仕事(人材開発支援助成金)

こんにちは。ひよっこ社労士ととです。

本日は社労士事務所に入社して現在5か月目の私が最近行った仕事についてお話させていただこうと思います!

【目次】

 

www.hiyokkosharoushi.net

 

◆人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)

ある日の顧問先からの相談にて

今後、従業員に研修を受けさせようと思うんだけど、人材開発支援助成金を利用できますか?

人材開発支援助成金ですね!ちょっと調べますね!

というところから始まります!

人材開発支援助成金とは?

人材開発支援助成金は、2022年から2026年までの期間限定で厚生労働省が管轄する制度で、従業員の能力開発や職業訓練を実施した企業に対して訓練費用や賃金の一部を助成するものです。
新たな事業展開やDX化、グリーン化を検討している企業の人材投資を支援し、経営力の強化や人手不足の解消を図ることを目的としており、従業員のスキルアップを支援する有効な手段となります。

今回は、4つのコースの中の1つ「事業展開等リスキリング支援コース」の支給申請をしたいという要望でした!

事業展開等リスキリング支援コースとは?

事業展開等リスキリング支援コースは、企業が新たな事業展開やデジタルトランスフォーメーション(DX)、グリーン化などに対応するため、従業員に必要な知識や技能を習得させる訓練を実施した際に、その訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成する制度です。

4つのコースの中でも助成率が高く、国がリスキリングを推進している熱量がそこからも伝わってくるほどです!以下が簡単な概要です。

1.対象者

事業主:雇用保険適用事業所の事業主
労働者:雇用保険被保険者

2.訓練

①訓練時間数が10時間以上であること
② OFF-JT(企業の事業活動と区別して行われる訓練)であること
③職務に関連した訓練で、以下のいずれかに該当する訓練であること

3.助成率・助成額

厚生労働省リーフレットより

中小企業であれば経費の75%も助成される激熱助成金です!

 

まずは計画届の作成!研修受講後に支給申請!

7月上旬には研修が開始されるということなので、けっこうタイトなスケジュールになります!

というのも、助成金を受給するためには研修開始の1か月前には支給申請を労働局に提出しておく必要があるので、提出書類一式を至急作成開始です!

研修を受講し、どういった事業展開をしていくのか、あるいはDX化など事業所内のどの業務を改善する予定なのかなどを顧問先と相談しながら、計画届を作成します。

書類一式が揃ったら、労働局に提出、確認してもらい、不備不足がなければその場で受付してもらえます。

計画を提出したらあとは研修受講後に支給申請をすることになります。

すなわち研修費用は一旦は全額自己負担になります。

 

まとめ

📝 申請の流れ

  1. 社内で職業能力開発推進者を選任し、事業内職業能力開発計画を策定(推進者の選任を届出する必要も、開発計画の提出も必要なし!)

  2. 訓練開始日の1か月前までに、職業訓練実施計画届を労働局に提出

  3. 訓練を実施

  4. 訓練終了後、2か月以内に支給申請書を労働局に提出

  5. 労働局による審査を経て、助成金の支給または不支給が決定


⚠️ 注意点

  • 訓練開始前に計画届を提出していない場合、助成対象外。

  • 初歩的な操作や既存アプリの使用方法の習得など、業務に直接関連しない訓練は助成対象外。

 

おわりに

事務所にきてから初めて助成金の相談を受け、しかも初めてにもかかわらず所長から

ちょっと今忙しいから一人で進めてくれ。


ええええええぇぇぇぇぇ!!!

となっていたんですが、調べて進めていけばなんとか一人で計画届の提出までこぎつけることができ、逆に1人でやらせてもらえて少し自信に繋がりました!

今後もどんどん挑戦していき、できることを増やしていきたいと思います!

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまたー