こんにちは。ととです。
今回は、社労士試験に合格後に受講が可能となる事務指定講習について、私自身受講するかどうか迷ったため、そのことについてお話させていただこうと思います!
【目次】
事務指定講習を受講する?しない?
1年間の勉強期間を経て、無事令和6年度の社会保険労務士試験には合格できたのですが、実務経験がないため正式に社会保険労務士を名乗ることができません。
ご存じとは思いますが、社会保険労務士を名乗るには、
❶2年以上の実務経験
❷労働社会保険諸法令事務指定講習の修了
上記のいずれかの条件を満たし、社会保険労務士会の名簿に登録する必要があります。
現在、社会保険労務士事務所に勤務しているため、そこで2年の経験を積めば❶の条件を満たせるので、勤務先の所長からも
別に事務指定講習を受けなくても受けてもどっちでもいい。
と言われました。
たしかに、受講費用で77,000円もするし…現状登録しなくても支障もないし、むしろ登録したところでさらに年会費がかかるだけだし…
ということで、事務指定講習は受講しなくてもいいかーっと一旦は考えました。
しかし!
ここで受講しないと今後受講する機会は一生ない!
2年間の実務経験にかわるものをお金で買えるってすごいことじゃないか!?
と考え直し、一転、受講することを決意しました!
お金はなんだかんだなんとかなりますが、経験はほしいと思っても手に入らないことがありますからね。
ということで、物は試し!事務指定講習を受講することに!
受講までの流れ
試験合格後に合格証書が送付され、その中に事務指定講習についての案内も同封されていました。申込期限は11月8日~11月29日。
てっきり、申し込み用紙に記入して返送等をするのかと思っていたのですが、申し込みは郵便振替用紙にてお金を送金することで行います。その後は、講習の教材が届く以外の通知もなく、ただ数カ月待つことになります。そのため、ちゃんと申込ができているのかけっこう不安でした(笑)
事務指定講習の教材
当初の不安を忘れかけていた1月下旬!ついに課題一式が段ボールで届きました。噂には聞いていましたが、盛沢山!
送られてきた内容物は以下のとおりです。
- 通信指導過程について(A3用紙×1枚)
- 事務指定講習テキスト(A4厚み約2cmの冊子)
- 様式記載例(A4厚み約1.5cmの冊子)
- 事務指定講習課題書(A4厚み約3mmの冊子)
- 事務指定講習様式集(A4厚み約5mmの冊子)
- 届出書類一覧表(A4用紙×3枚)
- 通信教育課程Q&A(A4用紙×1枚)
- 提出用封筒(角2白色3枚)
- 返信用封用(角2オレンジ色3枚)
- 提出・返信用ラベル
- 社会保険労務ハンドブック(片手で持てるポケットサイズ)
- 社会保険労務六法(2分冊、デカい、重い)
盛沢山で最初は何をどうすればいいのか若干困惑しましたが、資料を読んでいくと講習の進め方は
- 課題書に載っている各事例(全26)を処理するために必要な届出をするために様式を様式集から切り離し、必要事項を記入
- 一定の事例を終えたら、返信用封筒と届出書一覧表を同封の上、郵送
- 添削されて返送されるので、よく復習をする
というシンプルな流れだと理解できました。
ということで、段ボールの大部分を占めていた社会保険労務六法はしばらくインテリアになってもらいます!
課題に取り組んでみて
2月に入ってから課題を進め、やり始めてわかったのですが、様式集の様式も事例1から必要な順番に並んでいるため、事例に対して必要な様式が何かは比較的簡単にわかるようになっていました。(後々ちゃんとお知らせに順番どおりになっていると書いてあることを知りました笑)
むしろ、そこは健康保険ごと、雇用保険ごとにするなど、順番は事例ごとに揃えないとか、ダミー様式を入れておくとか、事例に対して必要な届出様式が何かも考えさせるくらいのほうが勉強になるんじゃないのかなー、簡単すぎるよー
と少し思いましたが、その場合、私の実力ではおそらく3倍の時間がかかったと思います(笑)
記入例も見ながらコツコツ記入を進め、所々不安な点もありましたが、事例12までの回答ができたので一旦、そこまでの分を第1回目として2月7日に郵送することにしました。返信用封筒に切手を貼る必要があり、第4種郵便という普通の郵便料とは異なるのでまたもや郵便局に出向き、切手を購入の上、発送です!
受講してみての感想まとめ
課題に取り組んでみると、試験のために身に付けた知識を実務で発揮できている感覚を得られますし、試験勉強とは異なる実務的な視点で知識の習得ができる実感があるので、早くも受講してよかったと思っています。
私のように既に社労士事務所に勤務しているという方や人事労務部署にいる方でも、これまで実務の経験が全くない方や浅い方は、受講費用は確かに安くはないですが受講する価値はあると思います。
また、実際の実務においては大半の手続きは既に電子申請が主流になっていると思います。そのため、いまさら紙面での記入の課題に意義を見出せないという意見もあるかもしれませんが、電子申請が普及しているからこそ、実際の仕事の中では経験できない社労士実務の基礎を学べる貴重な機会になると思います。
第1回分として発送した課題が添削されて2月27日に戻ってきましたので、次回以降の記事ではその復習を兼ねた投稿をさせていただこうと思います!7日発送しているので、返送までほぼ3週間後ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまたー