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【社労士事務指定講習(第44回・令和6年度合格)】事例5「支店開業」・事例6「随時改定」レポート

こんにちは。ひよっこ社労士ととです。

今回は事務指定講習の事例5と事例6を復習します!

よろしくお願いします!

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事例5の復習

『令和7年1月1日に埼玉県に支店を出すことにしました。支店には、料理人の柳沢 浩二さんと、アルバイトである石田 桃子さんが在籍します。埼玉支店の各種手続きは本社で行うため、労働保険は成立届を提出(①)するとともに、継続事業の一括を行う(②)こととしました。雇用保険は事業所設置の手続きを行い、柳沢さんの転勤届を提出(③)します。ただし、今回は設問の都合により事業所設置届を省略しますので、雇用保険は転勤届だけを作成してください。』

※()内の数字は課題書には記載ありません。

 

上記事例に対して必要な届出は以下の3種類でした。()内の数字が対応してます。

  1. 労働保険 保険関係成立届(継続事業)(①)
  2. 労働保険 継続事業一括認可・追加・取消申請書(②)
  3. 雇用保険 被保険者転勤届(③)

今回の事例では、いくつか指摘をいただきました。提出した様式は下記のとおりです。

 

1.労働保険 保険関係成立届(継続事業)(①)

 

2.労働保険 継続事業一括認可・追加・取消申請書(②)

 

3.雇用保険 被保険者転勤届(③)

 

間違えた箇所

1.労働保険 保険関係成立届(継続事業)「⑧賃金総額の見込額」

事例2の誤りと同様、賃金総額の見込み額に雇用保険に加入している人のみを計上している点が誤りです。

裏面には「⑧欄には、保険関係が成立した日から保険年度末までの期間に使用する労働者に係る賃金総額の見込額を記入すること。」としっかり書いてありました。

雇用保険の対象とならない労働者の賃金も含め、ここには計上する必要があります。

 料理人   柳沢 浩二さん 月額賃金見込額 250,000円

 アルバイト 石田 桃子さん 月額賃金見込額   70,000円

 1月から3月 合計 250,000×3+70,000×3 = 960,000円 が正しい。

 

 

2.雇用保険 被保険者転勤届(③)「提出先」

またもは提出先の記入忘れ。

 

 

事例6の復習

『令和6年10月(11月支給分)の昇給により、柳沢 浩二さんが随時改定の対象者となりますので、必要な手続きをしてください。』

 

上記事例に対して必要な届出は、

「健康保険・厚生年金保険 被保険者報酬月額変更届 厚生年金保険 70歳以上被用者月額変更届」でした。

こちらは、理解不足により下記のとおり指摘をいただいております。

 

 

間違えた箇所

1.「⑦昇(降)給」欄

裏面には「昇給または降給のあった月の支払月を記入し、該当する昇給または降給の区分を〇で囲んでください。」と記載があります。

本設問の場合、10月昇給・11月支給分のため「11月」を記入するのが正しかったです。

 

2.「⑩日数」欄

 

提出時はそれぞれ支給月の日数を記入してしまってます。

正しくは、上から11月支給分の計算のもとになった10月の日数「31日」、11月の日数「30日」、12月の日数「31日」を記入すべきでした。

 

おわりに

今回の事例5は支店の出店に伴う労働保険の手続き、事例6では社会保険の随時改定の手続きを勉強しました。

随時改定の手続きは実務でもたびたび行う手続きのためきちんと理解しておかなければいけないなと感じてます。今回この事務指定講習で間違えてよかったです!

 

間違えても、次は間違えないようにしっかり復習!頑張ります!

 

おまけ:提出期限メモ

  1. 労働保険 保険関係成立届(継続事業) ➡ 10日以内   
  2. 労働保険 継続事業一括認可・追加・取消申請書 ➡ 速やかに
  3. 雇用保険 被保険者転勤届 ➡ 10日以内
  4. 健康保険・厚生年金保険 被保険者報酬月額変更届/70歳以上被用者月額変更届 ➡ 速やかに

 

今回も読んでいただきありがとうございました。

次回は、事例7・8を取り上げたいと思います!

 

ではまたー