こんにちは。ひよっこ社労士ととです。
本日は社労士事務所に入社して4か月目に行った仕事について主なものをピックアップしてお話させていただこうと思います!
【目次】
1.キャリアアップ助成金の相談対応
まず1つ目はキャリアアップ助成金(正社員化コース)の相談案件についてです。
キャリアアップ助成金とは?
キャリアアップ助成金とは、厚生労働省が実施している制度で、非正規雇用の労働者(パート・契約社員・派遣など)のキャリアアップを支援するための助成金です。企業が非正規社員の正社員化や能力向上のための研修などを行った場合に、国から一定の金額が支給されるものです。
主な支給対象の取り組み例として以下のようなものがあります。
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パート・契約社員などを正社員に転換
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資格取得やスキルアップのための研修実施
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評価制度や賃金制度の整備
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短時間労働者の労働時間延長
対象となるのは中小企業をはじめ、すべての事業主が対象です(一定の条件あり)。特に、非正規雇用者の待遇改善に積極的な企業にとって、大きなサポートとなります。
顧問先から相談されたが…
来月入社する社員についてキャリアアップ助成金の正社員化コースの受給できますか?
入社半年後に正社員化+給与3%UPなど条件クリアすれば大丈夫ですよ!ちなみに求人って契約社員等で応募してます?
はい。雇用形態は正社員ですが試用期間6カ月で求人出してます!
待ってください!それだと受給要件満たせないんです…
正社員化コースと名がついているとおり、「有期雇用労働者等を正社員化」することが受給要件となります。
試用期間が6カ月経過した後に本採用すれば、受給要件を満たすと思ってしまっている事業主の方が時折いらっしゃいます。しかし、求人票に「正社員」と記載して募集している場合は、この時点で受給要件を満たさなくなってしまうのです。
厚生労働省も「適正な申請がされているかを確認するため、労働局は積極的な調査を行っています!」と通知しているため、そこはなかなかシビアな問題なのです・・・
2.介護職員処遇改善加算計画届
2つ目は介護職員処遇改善加算についてです。
介護職員処遇改善加算とは?
介護職員の賃金改善やキャリアアップ支援など、介護現場の人材確保・定着を目的とした加算制度です。
国が介護報酬の一部として支給し、事業所がこれを活用して職員の処遇を改善することが求められています。
年々事務は簡略化されているが…
毎年のように改正がある制度で、今年令和7年度においても変更点がいくつかありました。3種類だった加算が1つにまとめられるなど、事務的には年々簡略化されてきていますが、顧問先は事業所を県をまたいでいくつも運営しているため、提出先の自治体が多くて大変です。
顧問先に確認をしないと記入できない項目も多いので、連絡を密に取りながら計画書を作成し、各自治体に提出します。
期限を厳守することを口うるさく言われている加算制度なので、とりあえずは期限内にすべての計画書を提出できてほっとしております。
ただ、この計画届の作成より6月に控えている実績報告書の方が、実績にもとづく数字合わせも必要になるので、そっちのほうがおっかないです…!
3.おわりに
社労士事務所に転職し4か月が経過しましたが、ルーティンワークより初めてやる仕事のが圧倒的に多く、一向に社労士業務に慣れません(´;ω;`)
ひよっこ社労士が1人前になるのはまだまだ先になりそうですが、いまは目の前の仕事をとにかく一生懸命頑張りたいと思います!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまたー